シャリーア(イスラーム法)とは

シャリーア(アラビア語で al-Sharīʻa)とは、ムスリム(イスラーム教徒)とムスリム社会が歩むべき「道」を意味し、イスラームにおける「法規定(フクム)」の総体を指します。

日本語では「イスラーム法」を訳されることが多いですが、イスラームは人生と社会のすべてを導く包括的な教えですので、日本語で言う「法」とは異なっています。宗教に関わる教義、倫理、戒律、信仰行為などは、日本では法律で扱う事項ではありませんが、シャリーアでは、いずれも含まれています。

シャリーアは、唯一神からの啓示である聖クルアーンと、啓示を受け取った預言者ムハンマドによる指示や教導に基づいています。その意味で「天啓法」と呼ばれます。君主国で勅令で定められたり、民主国で国会が定めたりする法律は、天啓法との比較では「人定法」(人間が決める法)と呼ぶこともできます。

シャリーアの個別・具体的な内容は、聖なる典拠をもとにして、専門家である法学者たち(フカハー)が法解釈をおこなって、法規定を導き出す仕組みとなっています。

このサイトでは、日本ではあまりなじみのないシャリーアについて、いろいろとご紹介していきたいと思います。現在のような国際化時代には、イスラーム世界についての知識・情報も重要ですので、イスラームの根幹に関わるシャリーアについても、もっと認識が深まるよう願っています。

本サイトは、宗教法人 京都ムスリム協会(KMA)および京都グランド・モスクの外郭団体である「京都イスラーム諸学委員会」が監修しています。